目次
新用気術
横井伯典著 上製 4/6判 320頁 本体3,800円
はじめに
本書発行にあたって、私の『新用気術』について根本理念を述べさせていただく。
はじめて九星術を知ったのは昭和二十七年で、結婚した年で貧しかった。当時は八方位が四十五度にわかれて、歳破も月破もなかった。いまのような年月盤は中村文聰師の「生れ月の占い方」で昭和三十年からである。
吉方位とか凶方位は、九星と五行の関係で表現されるので、理屈としてはよく分かっているのに、聞こえてくる声は凶方位で失敗した例だけで、吉方位を用いてよかったという例はない。吉方位に宝クジや株式で大儲けするとか、出来のわるい子が試験に合格するなどの吉現象を求めているから、失望感が強いのである。加えて方位の吉凶を用いる占業家が、凶方位や悪いことだけを強調することもあるのだろう。
新用気術は諸家が忌み嫌う五黄を、大変化をになう原点に据えて、たくさんの占例を添えて詳述した。行くのに五黄方位を用いると帰りには暗剣方位になる。若いときから五黄を避けるように行動しても、成り行きとして五黄を用いることになって、これがたいへん良い結果を得ている。五黄方位を用いた経過は昭和五十一年刊行の『用気術』にもしっかり触れている。しかし五黄を用いるにあたっては、大きな秘伝というか、隠し手がある。それは易占によって「いい」といった示唆がある場合に限っていて、たとえ吉方位といえど易占が良くないといった場合は用いたことがない。
六十四卦三八四爻については初心者の分るように簡潔に述べた。方位とか家相の吉凶、または買物や結婚占にも用いられるように意を尽くした。新用気術は占術家として四十七年間にわたる方位や傾斜法の集大成である。
読書の開運されることを心より希望する。
二〇〇二年 横 井 伯 典
目 次
はじめに
第一章 新用気術へのアプローチ
─歴史的背景─
「易と占術」
「ことばと文字の誕生」
「=・神について」
「文字の発生」
「気・息について」
「京房」
「用気術の歩み」
「開運法の種類」
─用気術の基本─
「八卦と象意について」
「陰陽五行」
「五行の運行」
「十干と十二支」
「二十四節気」
「呪力について」
「河図と洛書」
「先天定位と後天定位の役割」
「易と五行と洛書の合体」
「九星の始まりと定位」
─五黄の活用が開運の鍵─
「五黄同会や五黄方位は新生強精の意」
「前文の易の卦爻についての解説」
第二章 用気法
─方位を用いる前に─
「方位を選ぶ吉凶について」
「九星暦」
「陽遁と陰遁」
「本命星と月命星」
「本命星・月命星のもつ呪能の活用」
「本命星・月命星と方位の吉凶」
─中宮は発展や飛躍を含む大変化の座所─
「各年の中宮をよむ」
「各月の中宮をよむ」
─方違え(方除け)の秘法─
「方違え(方除け)には日の九星を用いる」
─八方位の五黄方位の活用法─
「目的をかなえるために」
─方位選択の吉凶を検証する─
─方位効果の呪能と時間─
─凶方位とは存在するのか─
第三章 傾斜鑑法
─傾斜鑑法にはいる前に─
「傾斜宮の算出法」
「戸籍上の生年月日でみる」
「吉事凶事の時期の推定法」
「新暦を傾斜宮に用いる」
「占いには約束がある」
「九つある傾斜宮の活用法」
「傾斜鑑法に用いる凶神の呪能」
─傾斜宮活断法─
「運勢の傾向と性格」
─仕事運の活断法─
「独立型か、サラリーマン型か」
「職業選択へのアドバイス」
─結婚運の活断法 ─
「恋愛結婚型か、見合い結婚型か」
「見合い結婚」
「恋愛結婚」
「相性のよい伴侶の選択」
「結婚の時期」
─配偶者運の活断法─
「一生を支配する配偶者の選定」
「配偶者の実家との相生」
「男・一白中宮から九紫中宮までの配偶者運」
「女・一白中宮から九紫中宮までの配偶者運」
─家庭運の活断法─
「家庭生活にトラブルはないか」
─子ども運の活断法 ─
「縁の深い子ども」
「一白中宮から九紫中宮までの子ども運」
─金運の活断法─
「動産と不動産運について」
「一白中宮から九紫中宮までの金運」
─宝くじを買うタイミングの活断法─
─旅行運の活断法─
「旅先で事故やトラブルにあわないか」
─名誉運の活断法─
「あなたの名誉は保たれるか」
─健康運の活断法─
「九星と身体部位と病気」
「病気をしやすい時期と身体部位」
「一白中宮から九紫中宮までの健康運」
─権威運の活断法─
「目上の引き立てを得られるか」
─部下運の活断法─
「役立つ部下は若者か中年か」
─否泰運の活断法─
「判断のポイント」
「一白から九紫の人の否泰運」
第四章 同会活断法
─同会活断法にはいる前に─
「定位と年盤の同会」
「同会法の約束」
─毎年の運勢判断─
「一白から九紫までの運勢とその方針」
─毎月の運勢判断─
第五章 開運術
─開運術を用いる前に─
─水取りについて─
─土砂まきについて─
─楊木の法 ─
─埋金の法について─
─方除けについて─
─方違えについて─
─呪いについて─
第六章 周易開運法吉凶占
─易のたてかた─
─水取り・方除け・埋金・楊木・方違え
開運法吉凶占秘解─
乾為天 坤為地 水雷屯 山水蒙 水天需 天水訟
地水師 水地比 風天小畜 天沢履 地天泰 天地否 天火同人 火天大有 地山謙 雷地豫 沢雷随 山風蠱 地沢臨 風地観 火雷噬< 山火賁 山地剥 地雷復 天雷无妄 山天大畜 山雷頤 沢風大過 坎為水
離為火 沢山咸 雷風恆 天山遯 雷天大壯 火地晋 地火明夷 風火家人 火沢? 水山蹇 雷水解 山沢損 風雷益 沢天夬 天風> 沢地萃 地風升 沢水困
水風井 沢火革 火風鼎 震為雷 艮為山 風山漸
雷沢帰妹 雷火豊 火山旅 巽為風 兌為沢 風水渙 水沢節 風沢中孚 雷山小過 水火既濟 火水未濟
あとがき
附録 月盤
年盤
参考文献
横井伯典著 上製 4/6判 320頁 本体3,800円
はじめに
本書発行にあたって、私の『新用気術』について根本理念を述べさせていただく。
はじめて九星術を知ったのは昭和二十七年で、結婚した年で貧しかった。当時は八方位が四十五度にわかれて、歳破も月破もなかった。いまのような年月盤は中村文聰師の「生れ月の占い方」で昭和三十年からである。
吉方位とか凶方位は、九星と五行の関係で表現されるので、理屈としてはよく分かっているのに、聞こえてくる声は凶方位で失敗した例だけで、吉方位を用いてよかったという例はない。吉方位に宝クジや株式で大儲けするとか、出来のわるい子が試験に合格するなどの吉現象を求めているから、失望感が強いのである。加えて方位の吉凶を用いる占業家が、凶方位や悪いことだけを強調することもあるのだろう。
新用気術は諸家が忌み嫌う五黄を、大変化をになう原点に据えて、たくさんの占例を添えて詳述した。行くのに五黄方位を用いると帰りには暗剣方位になる。若いときから五黄を避けるように行動しても、成り行きとして五黄を用いることになって、これがたいへん良い結果を得ている。五黄方位を用いた経過は昭和五十一年刊行の『用気術』にもしっかり触れている。しかし五黄を用いるにあたっては、大きな秘伝というか、隠し手がある。それは易占によって「いい」といった示唆がある場合に限っていて、たとえ吉方位といえど易占が良くないといった場合は用いたことがない。
六十四卦三八四爻については初心者の分るように簡潔に述べた。方位とか家相の吉凶、または買物や結婚占にも用いられるように意を尽くした。新用気術は占術家として四十七年間にわたる方位や傾斜法の集大成である。
読書の開運されることを心より希望する。
二〇〇二年 横 井 伯 典
目 次
はじめに
第一章 新用気術へのアプローチ
─歴史的背景─
「易と占術」
「ことばと文字の誕生」
「=・神について」
「文字の発生」
「気・息について」
「京房」
「用気術の歩み」
「開運法の種類」
─用気術の基本─
「八卦と象意について」
「陰陽五行」
「五行の運行」
「十干と十二支」
「二十四節気」
「呪力について」
「河図と洛書」
「先天定位と後天定位の役割」
「易と五行と洛書の合体」
「九星の始まりと定位」
─五黄の活用が開運の鍵─
「五黄同会や五黄方位は新生強精の意」
「前文の易の卦爻についての解説」
第二章 用気法
─方位を用いる前に─
「方位を選ぶ吉凶について」
「九星暦」
「陽遁と陰遁」
「本命星と月命星」
「本命星・月命星のもつ呪能の活用」
「本命星・月命星と方位の吉凶」
─中宮は発展や飛躍を含む大変化の座所─
「各年の中宮をよむ」
「各月の中宮をよむ」
─方違え(方除け)の秘法─
「方違え(方除け)には日の九星を用いる」
─八方位の五黄方位の活用法─
「目的をかなえるために」
─方位選択の吉凶を検証する─
─方位効果の呪能と時間─
─凶方位とは存在するのか─
第三章 傾斜鑑法
─傾斜鑑法にはいる前に─
「傾斜宮の算出法」
「戸籍上の生年月日でみる」
「吉事凶事の時期の推定法」
「新暦を傾斜宮に用いる」
「占いには約束がある」
「九つある傾斜宮の活用法」
「傾斜鑑法に用いる凶神の呪能」
─傾斜宮活断法─
「運勢の傾向と性格」
─仕事運の活断法─
「独立型か、サラリーマン型か」
「職業選択へのアドバイス」
─結婚運の活断法 ─
「恋愛結婚型か、見合い結婚型か」
「見合い結婚」
「恋愛結婚」
「相性のよい伴侶の選択」
「結婚の時期」
─配偶者運の活断法─
「一生を支配する配偶者の選定」
「配偶者の実家との相生」
「男・一白中宮から九紫中宮までの配偶者運」
「女・一白中宮から九紫中宮までの配偶者運」
─家庭運の活断法─
「家庭生活にトラブルはないか」
─子ども運の活断法 ─
「縁の深い子ども」
「一白中宮から九紫中宮までの子ども運」
─金運の活断法─
「動産と不動産運について」
「一白中宮から九紫中宮までの金運」
─宝くじを買うタイミングの活断法─
─旅行運の活断法─
「旅先で事故やトラブルにあわないか」
─名誉運の活断法─
「あなたの名誉は保たれるか」
─健康運の活断法─
「九星と身体部位と病気」
「病気をしやすい時期と身体部位」
「一白中宮から九紫中宮までの健康運」
─権威運の活断法─
「目上の引き立てを得られるか」
─部下運の活断法─
「役立つ部下は若者か中年か」
─否泰運の活断法─
「判断のポイント」
「一白から九紫の人の否泰運」
第四章 同会活断法
─同会活断法にはいる前に─
「定位と年盤の同会」
「同会法の約束」
─毎年の運勢判断─
「一白から九紫までの運勢とその方針」
─毎月の運勢判断─
第五章 開運術
─開運術を用いる前に─
─水取りについて─
─土砂まきについて─
─楊木の法 ─
─埋金の法について─
─方除けについて─
─方違えについて─
─呪いについて─
第六章 周易開運法吉凶占
─易のたてかた─
─水取り・方除け・埋金・楊木・方違え
開運法吉凶占秘解─
乾為天 坤為地 水雷屯 山水蒙 水天需 天水訟
地水師 水地比 風天小畜 天沢履 地天泰 天地否 天火同人 火天大有 地山謙 雷地豫 沢雷随 山風蠱 地沢臨 風地観 火雷噬< 山火賁 山地剥 地雷復 天雷无妄 山天大畜 山雷頤 沢風大過 坎為水
離為火 沢山咸 雷風恆 天山遯 雷天大壯 火地晋 地火明夷 風火家人 火沢? 水山蹇 雷水解 山沢損 風雷益 沢天夬 天風> 沢地萃 地風升 沢水困
水風井 沢火革 火風鼎 震為雷 艮為山 風山漸
雷沢帰妹 雷火豊 火山旅 巽為風 兌為沢 風水渙 水沢節 風沢中孚 雷山小過 水火既濟 火水未濟
あとがき
附録 月盤
年盤
参考文献