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三元羅盤綱要

三元羅盤綱要
著者 劉 育才
伍 源徳
ジャンル 運命学 > 奇門遁甲
出版年月日 2007/02/28
ISBN 9784885943914
判型・ページ数 A5・226ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

三元羅盤綱要
劉育才 伍源徳共著 上製 A5判 226頁 本体3,800円

この度、千人を超える後進の指導を行ってきている真の伝統風水師、談氏三元玄空地理第四代伝人 劉育才先生が英語版を日本語版用に加筆したものを翻訳いたしました。
日本で劉育才先生の著書を勉強できるのは大変幸運です。
 
 はじめに
    この世界にある全ての物は先達の勇気と努力によってもたらされた物である。
    そして、次の世代にこの地球をより良き状態で渡すのが私の責務である。
                 アーサードブリン
 風水は地理または堪輿(天地)とも呼ばれ、その起源は数千年前の中国にさかのぼる。この風水は漢代(紀元前206年―紀元220年)に入って、人と環境に関する相互作用の様々な知識や事象の検証、理論が研鑽され、さらに陰陽論、五行、易経など、道教思想における自然原理の概念をも取り込み、哲理思想として体系化された。その理論は自然法則に基づき、森羅万象から人間にもたらされる影響を理解し、自然の摂理より得られるエネルギーを効率的かつ有益に人間の生活環境に利用していくというものである。
 今日、風水とは、建築学、都市計画、地理学、占星術、電磁気、造園、人間工学、環境心理学などの多岐にわたる専門分野に関連した研究と認識されつつある。さらに風水に対する認知度はアジアにとどまらず欧米においても高くなり、また盛んに研究されるようにもなってきた。今、世界で多くの人が風水に興味を持ち、これを学ぼうとしているのである。ただ風水にも色々な伝承や流派があり、その教えや理論も様々である。ただ、どの流派の風水が良く、どの流派の風水が悪いと一概には言えない。そもそも、風水は大別して理気派と巒頭派に分かれる。理気派には三つの流派があり、それぞれ三合派、三元派、紫白九星派と呼ばれ、もっぱら中国中部より北部にかけて広まっていった。これに対し巒頭派は中国南部が中心であった。そうして明代以降、それぞれの流派が独自に実践・継承してきた伝承や知識を互いの欠点や短所を補う形で一体化して捉えるようになり、現代に至る体系的な風水技法が確立されるに至った。そしてその理論や技法は秘伝とされ、代々口伝を持って伝えられ長く門外不出とされていた。 
 時代も変わり現在、風水をテーマにした本はかなりの数に上る。風水が一般的に知られるようになってきた証である。しかし、内容的に賞賛に値するものもあれば、矛盾だらけで真偽が疑わしいものも少なくない。しかもたいていの著者が、その本の内容を正統な伝統風水師に伝授された技法、口訣と主張しているが、実際には出典先や流派、嫡伝弟子である証明など、いっさい明確にされていないものがほとんどある。しかし幸いなことに、最近では真の伝統風水師や研究家がこういった状況を憂い、世に出てくるようにもなってきた。だが依然として伝統風水を短期間で伝授するなどという風水人気に乗じた自称伝統風水師は数多く、真の伝統風水技法の流布の妨げとなっている。これら似非風水師から学んだ人々は、真の風水技法と自分達が信じていたものが何一つ有効な結果を生み出されないことに後々気づき、風水自体に懐疑的になってしまうのが常である。それもそのはず、これら人々のほとんどは羅盤の使い方さえ知らなかったのである。知らなかったというより学んだ風水判断を実践する上で羅盤は必要なかったのである。羅盤は風水判断を行う上で必要不可欠な道具である。単に方位を確認するだけのコンパスではない、風水師が代々継承してきた秘伝、奥義などの精髄が刻み込まれた道具なのである。故に羅盤が使えないということは風水を理解していないと同じことなのである。本書をお読みいただければ、そのことは自明の理である。
 これまで述べてきたように、風水とはただ単に書物より得た知識で簡単に実践できるものでもないし、ただ単に家具の配置を変えたり、部屋の内装を変えるだけのものでもない。森羅万象の理にかなった施術を会得し羅盤を駆使して実践していくことにより、風水の恩恵に浴することが出来るのである。

 最後となったが、本書の基となった奥伝、文献の数々を後進に伝えられた談氏三元玄空地理祖師、談養吾老師ならびに我が恩師、第三代伝人虚明法師に心よりの謝意をここに表したい。                 談氏三元玄空地理第四代伝人 劉 育 才 

目 次
 はじめに   
 訳者 まえがき   
 序論 
  談氏三元玄空地理/談養吾老師/虚明法師
  談氏三元玄空地理系譜/談氏三元玄空地理伝承系統
第1章 中国における磁気羅針盤の歴史 
     黄帝伝説 
     初期羅針盤 
     司南勺 
     式盤 
     羅盤
 
第2章 羅盤の各部位  
     天池  
     天盤とその表示  
     三種類の羅盤 
 
第3章 三元英式羅盤の各階層  
     第一層 天池  
     第二層 先天八卦  
     第三層 洛書図  
     第四層 正針二十四山方位(英文)  
     第五層 正針二十四山方位(漢字) 
     第六層 替卦(起星) 
     第七層 百二十分金 
     第八層 玄空五行 
     第九層 六十四卦配列の上卦  
     第十層 六十四卦配列の下卦 
     第十一層 挨星卦運(卦運) 
     第十二層 六等分した易卦の爻 
     第十三層 男命の命卦(誕生年による) 
     第十四層 西暦による誕生年 
     第十五層 女命の命卦(誕生年による) 
     第十六層 七運の飛星盤 
     第十七層 下元八運の飛星盤 
     第十八層 円周を1度角ずつ区分 

第4章 三元羅盤の各階層 
     内 盤 
     第一層 天池 
     第二層 先天八卦 
     第三層 洛書図 
     第四層 天地人三元の表記 
     第五層 正針二十四山方位 
     第六層 穿山七十二龍(七十二分金) 
     第七層 百二十分金 
     第八層 外層円図内層方図の六十四卦 
     第九層 邵雍の六十四卦の下卦  
     第十層 邵雍の六十四卦の下卦(洛書数) 
     第十一層 六十四卦の各大成卦の卦名 
     第十二層 六十四卦の易卦の卦爻  
     外 盤 
     第十三層 六十干支 
     第十四層 先天六十四卦(陽宅風水用) 
     第十五層 円図六十四卦の下卦三爻 
     第十六層 外盤玄空五行 
     第十七層 六十四卦の各易卦の卦名 
     第十八層 卦運の九星名 
     第十九層 挨星卦運 
     第二十層 父母、天、人、地の層配置 
     第二十一層 各六十四卦の易卦の区分 
     第二十二層 共有の層で「吉爻」を赤で銘記 
     第二十三層 二十八宿星度 
     第二十四層 周天360度の表示  
     第二十五層 時憲二十八宿度(清禧) 

第5章 羅盤使用法 
     羅盤の持ち方  
     羅盤の開盤法  
     羅盤の計測位置  
     天盤の回転  
     指南針の位置 
     建物の「坐」と「向」の決め方  
     羅盤の読み方  
     羅盤の「閉盤」 
     指南針の挙動  
     玄関扉の計測  
     建物の坐と向  
     陽宅風水の羅盤使用例  
     陰宅風水の羅盤使用例  
     「擾乱」対処法 
     羅盤使用上の禁忌 
     保管と一般的な手入れ 
     羅盤による飛星盤作成 
     ──よくある質問── 
     付録 三元羅盤比較表  
        楊公忌日 羅盤使用禁忌日挨星盤 
        飛星盤  

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内容説明

この度、千人を超える後進の指導を行ってきている真の伝統風水師、談氏三元玄空地理第四代伝人 劉育才先生が英語版を日本語版用に加筆したものを翻訳いたしました。日本で劉育才先生の著書を勉強できるのは大変幸運です。

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