目次
うらおもて周易作法(全5巻)(全88冊合本)
特別付録・水晶球凝視秘伝 内容見本無料送呈
仁田丸久著 特菊判 本編全3巻 別冊2巻 総2384頁 本体48,000円
解 説
長岡大学教授
定 方 昭 夫
『呪術とその背景』・『周易裏街道』に続き、仁田丸久氏の講義録復刻も、本書「うらおもて周易作法」で3冊目となる。
氏は関西の実業界に身を置きつつ、長らく研究を続けておられた「易」等の講義をごく少数の方々にされていた。それを和文タイプに打った「講義録」が延べ232冊にも及んでいる。
生前「『僕が亡くなったらこの本の価打が出ます』とおっしゃたことがありました」とのお弟子さんの追憶の言葉があるが、まさにその通りである。
「周易裏街道」講述後、十年目にして始まった、この「うらおもて周易作法」は前回とどこが違うのであろうか?「今回は『うらおもて』にて読了されれば誰でも易占の上で腕を上げ得る点を狙っています。茲十年間ひとりコツコツ学んできたものです。『裏街道』で説いた事は一切触れません。」また、「他で聞けるようなことはなるべくいわないことにして、ここでは実力養成を主にしていきたいと思います。……七〇〇年来伝わってきた易説に反対するようなこともいいます。」と述べる。
氏の説く易説の面白さはなんといっても、儒教あるいは易占といった従来の枠をブッ飛んだところにある。その、ブッ飛び方に付いていけない方もあろうかとは思うが、“仁田易”の本領はそこにあるといって間違いない。
「うらおもて」の“うら”たるゆえんである。
さすがに長年「易」を研究してきた方の講述の仕方は違うものだ、と感心したことを覚えている。氏の講述は、実占家に対してまさに懇切丁寧であるだけでなく、具体的である。
「“凶”は“吉”の母なり」(友清歓真「山店抄」)を手がかりに、凶から吉が生まれると説く件は、八宗兼学であった氏の独壇場であろう。
その腕を上げるにはどうしたらよいかをも氏は説いてくれている。
第十九回のテーマは「私は如何にしてカンを開発してきたか」であって、「われわれが易の勉強をしていく上で、このカンは非常に大切なものですから、できるだけ分かり易いようにしてこのカンを養う方法を説いていきます。」と、沢山咸の卦爻辞に引っかけて具体的にそのやり方を述べる。その際歌舞伎の所作事の秘伝を引く辺りは、もう何といっても“仁田節”の真骨頂といってよいであろう。
氏が戦前から培った日本文化・芸能の素養・教養はまさに氏の血となり肉となっており、それがそのまま「易」に生命を吹き込んでいる感がするのは筆者だけではないであろう。
将来昭和の“易学史”が書かれるとすれば、仁田丸久の名前と二つの講義録(『周易裏街道』・『うらおもて周易作法』)を逸すことはないことを確信するとともに氏の学恩に感謝して筆を擱く。
総目次
【上巻】
解 説 定方昭夫
総 目 次
上経詳索
下経詳索
第一回 乾為天─坤為地
乾「元亨利(牝馬)貞」
第二回 水雷屯─山水蒙
天機漏洩/「花嫁衣装が脱がされるとき」/ほか
第三回 水天需
陰極まりて陽生じ、陽極まりて陰を生ずる/不速の客は神さまか/ほか
第四回 天水訟─地水師
星占上達の心得事/大君有命(秘中の秘)/ほか
第五回 水地比
誰にもできる測字占のコツ/爻辞占の新説について/「ベニスの商人」第一幕第三場/ほか
第六回 風天小畜
前奏曲/測字占と最近の時事/易断とそれに添うべき転禍為福/ほか
第七回 天沢履
機を知るはそれ神か、幾は動の微なり/ほか
第八回 地天泰─天地否
測字実占録/鬼神使役実際上の方法/ほか
第九回 天火同人─火天大有
族別の潮流/楠小南/ほか
第十回 地山謙─雷地豫
底抜けに楽天的で、明るい民族から生まれた、岩戸神話/君子有終/歓喜の源泉たる日輪/ほか
第十一回 沢雷随
花紅柳緑/ある霊術者の覚え書/ほか
第十二回 山風蠱
特別講義 口伝/ほか
第十三回 地沢臨─風地観
三方一両損/そこつ長屋/天窓の幽霊/易神道奥伝/ほか
第十四回 火雷噬B─山火賁
運の向上とそのキッカケをつかむ法/ほか
第十五回 山地剥─地雷復
凶を悪用する秘策/ほか
【中巻】
〈特別付録〉水晶球凝視秘伝
最初にして最後のもの/副作用カンの誘発/水晶球の取扱・利用・作用の本質・映像・読めてくる最初の状態/球上の変化/成功に伴う失敗/球面読象/ほか
第十六回 天雷无妄─山天大畜
「无妾に徹すれば誰でも生霊になれる」/ほか
第十七回 山雷頤─沢風大過
「死」に対する考え次第で霊力が増強する/ほか
第十八回 坎為水─離為火
何事ぞ 花見る 人の 長刀/ほか
第十九回 沢山咸
私は如何にしてカンを開発してきたか/ほか
第二十回 雷風恒
●王半平斗未米求非●/ほか
第二十一回 天山遯
豚を肥えさせるために尾を切る/ほか
第二十二回 雷天大壮
「動静そのよろしきを得るには貞なるべし」/ほか
第二十三回 火地晋─地火明夷
「其の馬におけるや美背と為す」/ほか
第二十四回 風火家人
「交相愛」/ほか
第二十五回 火沢A
山東京伝と曲亭馬琴/ほか
第二十六回 水山蹇
「蹇ハ難ナリ」/ほか
第二十七回 雷水解
中近東の話/ほか
第二十八回 山沢損─風雷益
占考資料としての損益の性合/ほか
第二十九回 沢天夬
競馬予想/ほか
第三十回 天風I
世界の三代悪妻、ヨブ、ジョン・ウェスレー、ソクラテスの妻/ほか
第三十一回 沢地萃
幽数に関する質疑/ほか
【下巻】
第三十二回 地風升
「神仏を盗むと云う事」/ほか
第三十三回 沢水困
天岩戸の神話/ほか
第三十四回 水風井
白鳥博士●日本語の数詞について●/ほか
第三十五回 沢火革
「月のレイフ」/ほか
第三十六回 火風鼎
耳目聰明ならしめる/ほか
第三十七回 震為雷
誤断が訓えてくれた一音階高い観卦法/ほか
第三十八回 艮為山
山岳重畳のかたち/ほか
第三十九回 風山漸
「酬酢」という辞/ほか
第四十回 雷沢帰妹
「女の幸せとは何だ」/ほか
第四十一回 雷火豊
「将棋の陣型の話」/ほか
第四十二回 火山旅
「旅のはなし」/ほか
第四十三回 巽為風
「遊技三昧」/ほか
第四十四回 兌為沢
兌の強い性質/ほか
第四十五回 風水渙
「王假有廟」/ほか
第四十六回 水沢節
「海路平安の旅」/ほか
第四十七回 風沢中孚
信と言うことが一番大切/ほか
第四十八回 雷山小過
陰爻が多い庶民の卦/ほか
第四十九回 水火既済
既済と幽人/ほか
第五十回 火水未済
「最後の晩餐」の絵を例にして/ほか
【上巻】
別冊一 即断易占法─密蜂の針─
別冊二 星占による昭和四十三年の予見
別冊三 星占による年運数霊
別冊四 数霊を日毎に用うる法
別冊五 昭和四十四年の予見
別冊六 数霊秘伝
別冊七 日常生活にある八ツの予兆
別冊八 秘伝逆夢を見分ける法
別冊九 欧州観相術奥伝
別冊十 星占術による財産作り
別冊十一 言だま、秘め言、呪文の活用法
別冊十二 一九七〇年の世界情勢予見
別冊十三 数を読む法、個人の運勢
別冊十四 幽数密用法策
別冊十五 幽数密用法策秘鍵
別冊十六 宝石類とヴァイブレーション、神仏を盗むと云う事
別冊十七 とねりこの秘伝
別冊十八 とねりこの秘伝 続
別冊十九 啓示をうける月のレイフ
別冊二十 エジプト四千年の秘密と古神道の秘伝
【下巻】
別冊二十一 鰍沢を解剖する
別冊二十二 災厄除けのレイフ
別冊二十三 ラビ・ソロモンの封印
別冊二十四 星占による年運のとりかた、各人の昭和四十六年の年運
別冊二十五 守護天使と鬼神使役の次元
別冊二十六 精神感応の扉をひらく鍵
別冊二十七 古来、未発 米株易占
別冊二十八 精神感応の実習
別冊二十九 続、エジプト四千年の秘密
別冊三十 手相即座考
別冊三十一 須佐之男命は八岐の大蛇なり
別冊三十二 財福の『レイフ』
別冊三十三 鬼門を起す『レイフ』
別冊三十四 霊人、エドガー・ケーシー
別冊三十五 テレパシー入門
別冊三十六 現代世界の三大霊人の一人、ヴァンガ・デイミトローヴァ女史
別冊三十七 欲しいものを手に入れる法
特別付録・水晶球凝視秘伝 内容見本無料送呈
仁田丸久著 特菊判 本編全3巻 別冊2巻 総2384頁 本体48,000円
解 説
長岡大学教授
定 方 昭 夫
『呪術とその背景』・『周易裏街道』に続き、仁田丸久氏の講義録復刻も、本書「うらおもて周易作法」で3冊目となる。
氏は関西の実業界に身を置きつつ、長らく研究を続けておられた「易」等の講義をごく少数の方々にされていた。それを和文タイプに打った「講義録」が延べ232冊にも及んでいる。
生前「『僕が亡くなったらこの本の価打が出ます』とおっしゃたことがありました」とのお弟子さんの追憶の言葉があるが、まさにその通りである。
「周易裏街道」講述後、十年目にして始まった、この「うらおもて周易作法」は前回とどこが違うのであろうか?「今回は『うらおもて』にて読了されれば誰でも易占の上で腕を上げ得る点を狙っています。茲十年間ひとりコツコツ学んできたものです。『裏街道』で説いた事は一切触れません。」また、「他で聞けるようなことはなるべくいわないことにして、ここでは実力養成を主にしていきたいと思います。……七〇〇年来伝わってきた易説に反対するようなこともいいます。」と述べる。
氏の説く易説の面白さはなんといっても、儒教あるいは易占といった従来の枠をブッ飛んだところにある。その、ブッ飛び方に付いていけない方もあろうかとは思うが、“仁田易”の本領はそこにあるといって間違いない。
「うらおもて」の“うら”たるゆえんである。
さすがに長年「易」を研究してきた方の講述の仕方は違うものだ、と感心したことを覚えている。氏の講述は、実占家に対してまさに懇切丁寧であるだけでなく、具体的である。
「“凶”は“吉”の母なり」(友清歓真「山店抄」)を手がかりに、凶から吉が生まれると説く件は、八宗兼学であった氏の独壇場であろう。
その腕を上げるにはどうしたらよいかをも氏は説いてくれている。
第十九回のテーマは「私は如何にしてカンを開発してきたか」であって、「われわれが易の勉強をしていく上で、このカンは非常に大切なものですから、できるだけ分かり易いようにしてこのカンを養う方法を説いていきます。」と、沢山咸の卦爻辞に引っかけて具体的にそのやり方を述べる。その際歌舞伎の所作事の秘伝を引く辺りは、もう何といっても“仁田節”の真骨頂といってよいであろう。
氏が戦前から培った日本文化・芸能の素養・教養はまさに氏の血となり肉となっており、それがそのまま「易」に生命を吹き込んでいる感がするのは筆者だけではないであろう。
将来昭和の“易学史”が書かれるとすれば、仁田丸久の名前と二つの講義録(『周易裏街道』・『うらおもて周易作法』)を逸すことはないことを確信するとともに氏の学恩に感謝して筆を擱く。
総目次
【上巻】
解 説 定方昭夫
総 目 次
上経詳索
下経詳索
第一回 乾為天─坤為地
乾「元亨利(牝馬)貞」
第二回 水雷屯─山水蒙
天機漏洩/「花嫁衣装が脱がされるとき」/ほか
第三回 水天需
陰極まりて陽生じ、陽極まりて陰を生ずる/不速の客は神さまか/ほか
第四回 天水訟─地水師
星占上達の心得事/大君有命(秘中の秘)/ほか
第五回 水地比
誰にもできる測字占のコツ/爻辞占の新説について/「ベニスの商人」第一幕第三場/ほか
第六回 風天小畜
前奏曲/測字占と最近の時事/易断とそれに添うべき転禍為福/ほか
第七回 天沢履
機を知るはそれ神か、幾は動の微なり/ほか
第八回 地天泰─天地否
測字実占録/鬼神使役実際上の方法/ほか
第九回 天火同人─火天大有
族別の潮流/楠小南/ほか
第十回 地山謙─雷地豫
底抜けに楽天的で、明るい民族から生まれた、岩戸神話/君子有終/歓喜の源泉たる日輪/ほか
第十一回 沢雷随
花紅柳緑/ある霊術者の覚え書/ほか
第十二回 山風蠱
特別講義 口伝/ほか
第十三回 地沢臨─風地観
三方一両損/そこつ長屋/天窓の幽霊/易神道奥伝/ほか
第十四回 火雷噬B─山火賁
運の向上とそのキッカケをつかむ法/ほか
第十五回 山地剥─地雷復
凶を悪用する秘策/ほか
【中巻】
〈特別付録〉水晶球凝視秘伝
最初にして最後のもの/副作用カンの誘発/水晶球の取扱・利用・作用の本質・映像・読めてくる最初の状態/球上の変化/成功に伴う失敗/球面読象/ほか
第十六回 天雷无妄─山天大畜
「无妾に徹すれば誰でも生霊になれる」/ほか
第十七回 山雷頤─沢風大過
「死」に対する考え次第で霊力が増強する/ほか
第十八回 坎為水─離為火
何事ぞ 花見る 人の 長刀/ほか
第十九回 沢山咸
私は如何にしてカンを開発してきたか/ほか
第二十回 雷風恒
●王半平斗未米求非●/ほか
第二十一回 天山遯
豚を肥えさせるために尾を切る/ほか
第二十二回 雷天大壮
「動静そのよろしきを得るには貞なるべし」/ほか
第二十三回 火地晋─地火明夷
「其の馬におけるや美背と為す」/ほか
第二十四回 風火家人
「交相愛」/ほか
第二十五回 火沢A
山東京伝と曲亭馬琴/ほか
第二十六回 水山蹇
「蹇ハ難ナリ」/ほか
第二十七回 雷水解
中近東の話/ほか
第二十八回 山沢損─風雷益
占考資料としての損益の性合/ほか
第二十九回 沢天夬
競馬予想/ほか
第三十回 天風I
世界の三代悪妻、ヨブ、ジョン・ウェスレー、ソクラテスの妻/ほか
第三十一回 沢地萃
幽数に関する質疑/ほか
【下巻】
第三十二回 地風升
「神仏を盗むと云う事」/ほか
第三十三回 沢水困
天岩戸の神話/ほか
第三十四回 水風井
白鳥博士●日本語の数詞について●/ほか
第三十五回 沢火革
「月のレイフ」/ほか
第三十六回 火風鼎
耳目聰明ならしめる/ほか
第三十七回 震為雷
誤断が訓えてくれた一音階高い観卦法/ほか
第三十八回 艮為山
山岳重畳のかたち/ほか
第三十九回 風山漸
「酬酢」という辞/ほか
第四十回 雷沢帰妹
「女の幸せとは何だ」/ほか
第四十一回 雷火豊
「将棋の陣型の話」/ほか
第四十二回 火山旅
「旅のはなし」/ほか
第四十三回 巽為風
「遊技三昧」/ほか
第四十四回 兌為沢
兌の強い性質/ほか
第四十五回 風水渙
「王假有廟」/ほか
第四十六回 水沢節
「海路平安の旅」/ほか
第四十七回 風沢中孚
信と言うことが一番大切/ほか
第四十八回 雷山小過
陰爻が多い庶民の卦/ほか
第四十九回 水火既済
既済と幽人/ほか
第五十回 火水未済
「最後の晩餐」の絵を例にして/ほか
【上巻】
別冊一 即断易占法─密蜂の針─
別冊二 星占による昭和四十三年の予見
別冊三 星占による年運数霊
別冊四 数霊を日毎に用うる法
別冊五 昭和四十四年の予見
別冊六 数霊秘伝
別冊七 日常生活にある八ツの予兆
別冊八 秘伝逆夢を見分ける法
別冊九 欧州観相術奥伝
別冊十 星占術による財産作り
別冊十一 言だま、秘め言、呪文の活用法
別冊十二 一九七〇年の世界情勢予見
別冊十三 数を読む法、個人の運勢
別冊十四 幽数密用法策
別冊十五 幽数密用法策秘鍵
別冊十六 宝石類とヴァイブレーション、神仏を盗むと云う事
別冊十七 とねりこの秘伝
別冊十八 とねりこの秘伝 続
別冊十九 啓示をうける月のレイフ
別冊二十 エジプト四千年の秘密と古神道の秘伝
【下巻】
別冊二十一 鰍沢を解剖する
別冊二十二 災厄除けのレイフ
別冊二十三 ラビ・ソロモンの封印
別冊二十四 星占による年運のとりかた、各人の昭和四十六年の年運
別冊二十五 守護天使と鬼神使役の次元
別冊二十六 精神感応の扉をひらく鍵
別冊二十七 古来、未発 米株易占
別冊二十八 精神感応の実習
別冊二十九 続、エジプト四千年の秘密
別冊三十 手相即座考
別冊三十一 須佐之男命は八岐の大蛇なり
別冊三十二 財福の『レイフ』
別冊三十三 鬼門を起す『レイフ』
別冊三十四 霊人、エドガー・ケーシー
別冊三十五 テレパシー入門
別冊三十六 現代世界の三大霊人の一人、ヴァンガ・デイミトローヴァ女史
別冊三十七 欲しいものを手に入れる法
内容説明
特別付録・水晶球凝視秘伝 内容見本無料送呈