目次
はしがき
一 占いのなりたち
タメシと実験
タメシテミルということ 相撲や競争もタメシのうち タメシと実証科学
タメス(試)とタメシ(験)
タメシと神験
実験的でないタメシカタ 競馬や相撲も神験に用いられた
冒険と神験 法という字の元意 冒険とカケ
実験と神験
実験と神験のちがい テストの語源
昔のウラナイの範囲 タタリということば 今のウラナイの効用
二 運命と予言
運命の考えかた
運はあるかないか 人はなぜ運を信ずるか 自然は必然 運は偶然
偶然の意味 運を表すことば 偶然とサダメ 宿 命
運と予言
予言の特徴 予言と予報 予言と常識 予言は切実である
三 運の伝説
人は死ぬ、だがもっと多く生まれる 時の破壊力 運命の神
原 罪 薪の寿命 エジポス ヒタチオビ 月下老人と赤い縄
氷 人 縁結ビノ神 ユウゲドイ 藤原仲麿の娘 嵯峨皇后
播磨の相人 朱雀門 天草四郎 浄味七郎兵衛 名古屋山三郎
某の宮 塞翁の馬 鄭の穆公 南京に都するものは亡ぶ
鏡聴・響卜 一生の食いぶち
四 運の転換
マジナイ 魔除け・厄払いの類 庚申待・忌みことばの類
オマモリ・マスコットの類 オフダと符字のこと 年号もマジナイ
マジナイの本質 マジナイと魔法・奇術 ノロイ ノロイとコトダマ
ノロイの伝説 イノリ
五 予言法の種類
啓 示 啓示の種類 雑 占
六 人 相
人相術とは 人物検査と人相 性格・運命と人相 性格と運
占いとしての人相術 中国式の人相術 十二宮とは 五岳四瀆とは
三停とは 流年法 西洋式の骨相論 骨相論と人相術
骨相論のあらまし 四十二心性の区画 雑 説
七 手 相
手相術の起源 アリストテレスの手相論 ローマ以後の手相術
手相術の原則 線の意味 丘・平原の意味 手相の雑説
手相術の批判
八 方位、家相、墓相
方位と五行 五行相生 五行相剋 方位や季節の五行
年月日と五行 合い性のこと 人と住居 家相とは 家相術の雑説
墓相と家運 風水術 わが国の墓相術
九 九 星
九星とは 九宮図の使いかた 本命・的殺・暗剣殺など
九星と八門の関係 歳徳・月徳・歳破・月破など 六曜日
生年月日と性格・運勢 生まれ月の説の科学的根拠について
淘宮術と四柱推命術
一〇 姓名判断
名は体をあらわすか 命名法のいろいろ 字画数と姓名判断
漢字の神秘観 相字の術
一一 夢判断
夢と運 ゆめぬしの神 初 夢 夢の身替わり まさ夢・さか夢
一二 易
易の原理 易の語義 易の字義 変易はなぜ生ずるか
陰陽とはどんな力か 陰陽と吉凶 物ごとの陰陽の割合 八 卦
八卦の意味
乾 兌 離 震
巽 坎 艮 坤
八卦の展開
六十四卦の成立 六十四卦の名と意味
占筮法
筮の起源 占筮の意義
易断の根拠
易断の実際 卦辞と爻辞の文例 卦辞と爻辞の関係
六十四卦の卦辞
卦辞の用語 六十四卦の順序
易占の実話
船上山の易 菅 公 伊藤博文 片岡如圭の易
易占の批判
易占の特色 卦の解釈 易断はただひとつ 易断と易者の能力
一 占いのなりたち
タメシと実験
タメシテミルということ 相撲や競争もタメシのうち タメシと実証科学
タメス(試)とタメシ(験)
タメシと神験
実験的でないタメシカタ 競馬や相撲も神験に用いられた
冒険と神験 法という字の元意 冒険とカケ
実験と神験
実験と神験のちがい テストの語源
昔のウラナイの範囲 タタリということば 今のウラナイの効用
二 運命と予言
運命の考えかた
運はあるかないか 人はなぜ運を信ずるか 自然は必然 運は偶然
偶然の意味 運を表すことば 偶然とサダメ 宿 命
運と予言
予言の特徴 予言と予報 予言と常識 予言は切実である
三 運の伝説
人は死ぬ、だがもっと多く生まれる 時の破壊力 運命の神
原 罪 薪の寿命 エジポス ヒタチオビ 月下老人と赤い縄
氷 人 縁結ビノ神 ユウゲドイ 藤原仲麿の娘 嵯峨皇后
播磨の相人 朱雀門 天草四郎 浄味七郎兵衛 名古屋山三郎
某の宮 塞翁の馬 鄭の穆公 南京に都するものは亡ぶ
鏡聴・響卜 一生の食いぶち
四 運の転換
マジナイ 魔除け・厄払いの類 庚申待・忌みことばの類
オマモリ・マスコットの類 オフダと符字のこと 年号もマジナイ
マジナイの本質 マジナイと魔法・奇術 ノロイ ノロイとコトダマ
ノロイの伝説 イノリ
五 予言法の種類
啓 示 啓示の種類 雑 占
六 人 相
人相術とは 人物検査と人相 性格・運命と人相 性格と運
占いとしての人相術 中国式の人相術 十二宮とは 五岳四瀆とは
三停とは 流年法 西洋式の骨相論 骨相論と人相術
骨相論のあらまし 四十二心性の区画 雑 説
七 手 相
手相術の起源 アリストテレスの手相論 ローマ以後の手相術
手相術の原則 線の意味 丘・平原の意味 手相の雑説
手相術の批判
八 方位、家相、墓相
方位と五行 五行相生 五行相剋 方位や季節の五行
年月日と五行 合い性のこと 人と住居 家相とは 家相術の雑説
墓相と家運 風水術 わが国の墓相術
九 九 星
九星とは 九宮図の使いかた 本命・的殺・暗剣殺など
九星と八門の関係 歳徳・月徳・歳破・月破など 六曜日
生年月日と性格・運勢 生まれ月の説の科学的根拠について
淘宮術と四柱推命術
一〇 姓名判断
名は体をあらわすか 命名法のいろいろ 字画数と姓名判断
漢字の神秘観 相字の術
一一 夢判断
夢と運 ゆめぬしの神 初 夢 夢の身替わり まさ夢・さか夢
一二 易
易の原理 易の語義 易の字義 変易はなぜ生ずるか
陰陽とはどんな力か 陰陽と吉凶 物ごとの陰陽の割合 八 卦
八卦の意味
乾 兌 離 震
巽 坎 艮 坤
八卦の展開
六十四卦の成立 六十四卦の名と意味
占筮法
筮の起源 占筮の意義
易断の根拠
易断の実際 卦辞と爻辞の文例 卦辞と爻辞の関係
六十四卦の卦辞
卦辞の用語 六十四卦の順序
易占の実話
船上山の易 菅 公 伊藤博文 片岡如圭の易
易占の批判
易占の特色 卦の解釈 易断はただひとつ 易断と易者の能力
内容説明
──武田泰淳──
竹内照夫氏は、私が20年間、注目し敬愛してきたホンモノの学者だ。むらがる
中国の古典と四つに組んで、一歩も退かない勇気と誠実に感嘆しつづけた。
今、本書を読んで彼の新鮮な文章、弾力にとむ思考方法、不思議なユ―モアに
みちた悠々たる態度に、あらためてびっくりした。「宇宙」「自然」「運命」「予言」
「ココロミル」「ウラナウ」これらの難問を、独創的なメスのもとに分析して行く
大手術に立ち会うのは「快感」と言ってよい。
現代の複雑さに参りそうなノイローゼ患者は、この易学の新人に、あぶなっか
しい手相や人相を調べてもらうとよい。いらいらと性急な、月給ぐらしに、古代
アジアの知恵を吹きこんでくれるにちがいない。